Dr.亀山のトータルビューティー・コラム Column

肌の揺らぎを治しましょう:ビタミンABCでミトコンドリアを活性化

肌の揺らぎを減らすポイントは3つあります。第1にストレスを減らす工夫をすること。第2にミトコンドリアのATP産生を増加させて活性酸素の産生を抑えること。そして第3に肌の揺らぎの症状に応じたスキンケアをすることです。ストレスを減らすためには、ビタミンCやビタミンB群の摂取、快適な運動をすることです。これらの対策はミトコンドリアのATP産生も増加させて活性酸素の産生を抑制します。運動は誰でもできるわけではありませんがビタミン剤を摂取することは誰にでもできます。僕自身開業時にはストレスにより血圧も上がり、夜も眠れなくなり、肌も荒れました。ビタミン剤を摂取して運動することでストレスに強くなり、診察中のつらさもなくなり夜も眠れるようになりました。ビタミンを摂取してビタミンによるスキンケアをすると、ストレスに打たれ強い心と体と皮膚が実現できる ことを感じて、患者様にもそれを勧めてきました。

 

上の図に示すようにビタミンを内服してスキンケアをすることはミトコンドリアを健全にするための最適な手段なのです。ビタミンCは脂肪酸をミトコンドリアに送り込む以外にミトコンドリアの酸化的リン酸化反応で生じた活性酸素を直接消去します。ビタミンAやビタミンB群はミトコンドリアの代謝を円滑にします。酸化したビタミンCを還元するのはビタミンB2依存性の酵素とグルタチオン依存性の酵素です。

そして酸化したグルタチオンを還元するのはビタミンB3依存性の酵素やビタミン様物質PQQです。ビタミンB3やPQQは概日リズムを制御しています。昼はシャキッとして仕事などの活動をして、夜はぐっすり安眠できるリズムが概日リズムです。夜遅くまでキイボードをたたいても、ベッドに入るとすぐに安眠できるようになります。快適な睡眠は皮膚の揺らぎを消失するために必須です。運動、腹八部の食事、ビタミン剤、グルタチオンやPQQの摂取のすべてをすればミトコンドリアはとても元気になります。これらの成分を利用したスキンケアは皮膚のミトコンドリアの代謝を上げて活性酸素を消去して、揺らぎにくい美しい肌を実現します。PQQについては別の機会に解説いたします。“青山ヒフ科クリニックでは肌の揺らぎに対しては、ミトコンドリアの代謝を上げて活性酸素を消去する、ビタミンABCを利用したスキンケアとビタミン摂取を肌の揺らぎ対策の基本としております。”

肌の揺らぎに対しては、紫外線、花粉などある程度避けることが可能なものはそれを避けるようにしましょう。
敏感肌、乾燥肌は皮膚の代謝低下に伴い表皮細胞の増殖分化が低下して皮膚のバリア機能が低下した状態です。皮膚のバリア機能を上げるには皮膚の代謝を上げるビタミンABCの内服やスキンケア以外に保湿が大切です。保湿作用のある美容液やクリームを使用すること。洗顔の際にはゴシゴシこするのではなく、優しく泡で洗いましょう。メイク落としの際にも優しくふき取るようにしましょう。一度バリア機能が低下した皮膚が元に戻るまで数週間から数か月かかります。根気よくスキンケアを継続しましょう。ドクターケイのミルクやオイルは保湿作用と抗炎症作用を発揮します。青山ヒフ科クリニックでは抗炎症作用と保湿作用を発揮するオリゴノールローションを用意しております。 甘草エキスを配合したPクリームは保湿作用と美白作用を発揮します。

クスミ、シミはストレスに伴いメラニン産生を刺激するαMSHが増加する以外に、炎症によるプロスタグランヂン、ヒスタミンやサイトカインの増加で起こります。メラニン産生を抑制するビタミンABC以外にも青山ヒフ科クリニックでは豊富な美白剤を用意しております。美白の定番、Cクリーム以外に メラニンを産生するチロジナーゼという酵素の合成を抑制する甘草エキスを配合したPクリーム。メラノサイトで作られたメラニンが表皮細胞に取り込まれるのを抑制するトラキネム酸、メラニン産生を抑制するカミツレエキスなどを配合したカクテル美白リフトアップローション。強力な代謝促進作用と美白作用を持つセラビオもあります。ハイドロキノンやアゼライン酸という選択も可能です。シミを促進する炎症を抑えるオリゴノールやアーティチョークもスキンケアやイオン導入で利用可能です。

しわ、たるみ、きめの低下は肌の代謝が低下することにより起こります。代謝を上げて活性酸素を消去するビタミンABC以外にセラビオそしてスーパーロングパルスレーザーであるジェネシスやタイタンを用意しています。
青山ヒフ科クリニックのビタミンCはマグネシウム結合型なので、ミトコンドリアへのマグネシウム補給によりミトコンドリア内の脱水素酵素の活性を増加させて、活性酸素の産生を抑制します。ビタミン摂取とビタミンABCなどのスキンケアをしても十分な効果が得られない場合はビタミンABCイオン導入や電子穿孔による導入などのトリートメントがあります。下の方はビタミンA(レチノール)、ビタミンCクリーム、そしてビタミンB群とビタミンCを含む毛穴レスローションを3か月外用しました。色が白くなり、赤味が低下して毛穴が閉じ、法令線も浅くなっています。

 

 下の方には向かって右の半側だけビタミンCのイオン導入を1回だけ行いました。地肌が白くなり、毛穴が閉じています。ビタミンCは皮脂分泌を瞬時に抑制し、メラニンを還元して無色化します。


 

上の方は両側性太田母斑と老人性色素斑を合併した方です。ライムライトとジェネシスを1回施行しただけで、老人性色素斑はほぼ消失しています。眼の下の両側脂性太田母斑と右目の下のホクロには照射をしていません。

上の脂漏性皮膚炎の方にはビタミンCのイオン導入を数回とビタミンCのスキンケアをしました。ビタミンCだけで物足りない場合にはビタミンABCをイオン導入するビタミンABCアンチアクネコースや電子穿孔とイオン導入で徹底的にビタミンABCを皮膚に浸透させるビタミンABC毛穴レスコースがあります。下のニキビの方にはビタミンABCアンチアクネコースを2か月で2回行いました。

 

ロングパルスヤグレーザーはミトコンドリアの電子伝達系を活性化します。ビタミンABCと組み合わせることにより、強力なミトコンドリア活性化作用を発揮して肌の揺らぎを消去します。

 

上の酒さの方はビタミンCのイオン導入が全く効果を発揮しないので、蛋白分解酵素抑制因子とビタミンABCをイオン導入したところ、赤味が劇的に低下しました。1回で数週間赤味が低下しました。今はほとんど赤味が消褪してジェネシスとABC毛穴レスコースでアンチエイジングを行っています。右の写真の法令線が深くなっているのは、治療で顔の赤みだけではなく、腫脹(むくみ)もなくなったためです。フェイスラインはシャープになっています。ジェネシスはミトコンドリアの電子伝達系を活性化してATPの産生を増加させる作用を持っています。ビタミンABCと併用すると相加作用を発揮してミトコンドリアを活性化します。

青山ヒフ科クリニックではさらに 皮膚の揺らぎを予防し抑えるための新しいトリートメントやスキンケアを開発中です。